【ラボメン活動レポート】「01.はじめよう、プログラミング」(投稿者:午後のゴート)

ごあいさつ

仙台市青葉区にある就労継続支援B型事業所imukat Lab.(イムカラボ)でITのお仕事をしているラボメンの「午後のゴート」と申します!
ゴートとは英語でやぎの事です。

やぎといえば草をかじる動物ですが、私は草だけではなくプログラミングについても少々かじっています。
そこで私が持っている実用的なプログラミング関連の知識について、これから記事を連載し共有していきたいと思います。

プログラミング is 何?

プログラミングとは「プログラムの中身を具体的に作っていく事」を指します!
そして、プログラムとは「何かの目的を達成するための手順のまとまり」を指します!
以上です!

これだけでは味気がありませんので、もう少し深掘りしましょう。

コンピュータとは深く関係のない所では、運動会や結婚式の進行にもプログラムという言葉が使われていますね?

運動会や結婚式のプログラムでは、イベント全体をスムーズに進行させるために、どのステップをどの順番で行うかを計画します。
コンピュータに指示を出すプログラムも運動会等と同じように、目的を正しく実行できるように指示を出す手順を考える必要があります。

このようにプログラミングの基本は、コンピュータに指示を出して目的を実行させることなのです!

初歩的なプログラミングをする上では「数学の天才」である必要も、「英語が得意」である必要もありません。

更に言えば「暗記が得意」である必要も、「機械の中身に詳しい」必要もありません!
ここで必要ないと省いた要素が必要になるのは高度なプログラミングをする時です。

ではプログラミングを始める上では何が必要なのでしょうか?

最も重要な事は「目的達成の手順を自分の言葉で具体的に表現できる能力」です。
次に重要な事は「知らない事・よく覚えていない事を検索して調べる能力」です。

この2つが簡単に思えたならば、きっとあなたはプログラミングができます。

プログラミング言語を選ぼう

プログラマー達の集まりを剣呑な雰囲気にさせる事で有名なフレーズがあります。
それは「プログラミング言語って何がいいの?」です。
その言葉に対して「何がしたいかによる」と返すのも定番の流れです。

ここでは「何がしたいかによる」の答えに、「初心者が最初に学ぶ用途に使う」を当てはめる前提で話を進めようと思います。

はじめよう、JavaScript

初心者が最初に学ぶ用途に使うならばJavaScriptが良いと私は考えます。
理由は以下の通りです。

(1) ブラウザ上で実行可能

JavaScriptはWebブラウザで直接実行できるため、複雑なパソコンの設定が不要です。
ブラウザとテキストエディタがあれば、すぐにプログラムを書き始めることができます。

「自前のパソコンじゃないけど今すぐちょっとしたプログラムが必要だ…」
そんな時でもJavaScriptなら即座にプログラムを書いて実行する事ができるのです。

Webブラウザでプログラムを実行する利点は他にもあります。
Webブラウザには様々なセキュリティや制限が施されており、プログラムが危険な動作を行えないようになっています。
間違ったプログラムを書いたせいで、大事なファイルを失ったりパソコンを壊してしまうような心配がないのです。

(2) 情報源が多い

JavaScriptは多くの人に使われている言語であり、検索したり質問して疑問を解消する際の苦労が少なく済みます。
マイナーな言語を扱う場合は、書籍を手に原因を探ったり、英語の文章を読んで問題を解決する必要にしばしば迫られます。

(3) Web開発に役立つ

JavaScriptはWeb開発の中心的な要素であり、ウェブサイトやWebアプリケーションの開発に不可欠です。
初めてのプログラミング言語として学ぶことで、即座に実用的な物の作成に取り組むことができます。

(4) GoogleAppScriptとして使える

まず、ExcelのマクロはVBAという言語で動作しています。(最新のExcel環境ならPythonも使えます)
そしてGoogleスプレッドシートではGoogleAppScriptという言語が使えます。

GoogleAppScriptはJavaScriptをベースに、独自の仕様を少し追加したプログラミング言語です。
JavaScriptが書けるならば、少し知識を追加するだけでGoogleAppScriptも活用できるようになるのです。

他の言語との比較

JavaScriptは初心者向けに優れた選択肢ですが、他のプログラミング言語も利点があります。
以下は一般的なプログラミング言語との比較です。

Python

Pythonも初心者向けの入門情報が豊富にあり、良い選択であるとされています。
便利で高度な追加機能が様々開発されており、それらを使う事で初学者でも高度に見える物を作る事ができます。

Scratch

Scratchは視覚的なブロックプログラミング言語環境で、子供たち向けに設計されています。
これは実際に問題を解決する為の手段ではなく、初心者がプログラミングの基礎を学ぶ事が要点であるツールです。

Java

Javaはオブジェクト指向プログラミング言語として広く知られており、大規模なアプリケーションの開発に利用されています。
よく名前が知られている資格試験があり、IT業界で勤める目的に向いたスキルです。

おわりに

今回はプログラミングとは何か、そしてJavascriptを勧める理由についてお話させていただきました。
次回からJavascriptについてお話していきたいと思います。